2019年03月26日(火)
春休み特別プログラム《 裁判を傍聴してきました 》

市内小中学校も終了式を終え、今日からいよいよ春休みです

春休み中は様々な課外活動を予定しておりますが

今日は春休み特別プログラムとして

午後から中央区の札幌高等・地方裁判所で本物の裁判を傍聴してきました。

 

先ずは、一階ロビーで職員の方から傍聴にあたっての注意事項など説明を受けたあと

実際に傍聴する法廷へと移動します。

静かで厳かな雰囲気のなか、普段は元気いっぱいの生徒さん達も

いつになく神妙な面持ちで やや緊張した様子です

 

予定時刻になり、みんな揃って傍聴席に着席…

法廷内での私語やゴソゴソと物音を立てるような行動はもちろん厳禁ですが

静寂の中、生徒さん達も静かに裁判の開始を待ちます

 

今日傍聴する裁判は窃盗(万引き)・傷害の罪を問う刑事裁判です

 

正面に黒い法服の裁判長と書記官、右手に検察官そして左手に弁護士が待つなか

手錠をはめ、腰ひもに繋がれた被告人が入廷してきます…

 

裁判は起訴状の朗読、検察官と弁護士の陳述、被告人本人への質問など、

厳かな雰囲気のなか粛々と進んでいきますが、

罪を悔やみ、涙を流す被告人の姿が印象的でした

 

裁判は被告人の最終陳述を終え、約一週間後の判決を残し閉廷となりましたが

検察官、弁護士、そして被告人が退廷したあと、

裁判長の計らいで法廷内を見学させて頂きました

裁判長席、証言台、被告人席、裁く側と裁かれる側…

 

最後に裁判長から生徒さん達へ今日の裁判についてお話しを頂きました

 

なんで“裁判”をおこなうのか?

罪を犯すことが自身だけでなく、周囲の人たちにどんな影響をあたえるのか?

テレビや映画の世界とは違った本物の法廷の姿は?

 

今日は専門用語やちょっと難しい言い回しなどが取り交わされる中、

みんなきちんとルールを守って、真剣に話を聞くことができました。

これからの生活の中、今日の体験が役立つときがいつかくるかもしれませんね

 

お忙しいなか貴重なお話しを頂いた裁判長

ご案内頂いたN川さんをはじめ職員の皆さま

大変ありがとうございました。