４月から始まった新年度も、はや６か月を過ぎ、二期制の評定を採用している市内小学校に通う生徒さんには先日、前期の通知表（あゆみ）が配られました。
なかには、思いがけない評価にちょっと得意気な様子の生徒さんもいて、明るい表情で活動する姿に思わず笑みがこぼれます。
さて、今年も残るところわずか３ヶ月足らずとなり、日増しに肌寒さが強まってきましたが、この時期は寒さと共に児童・保護者の学習意識が高まってくる季節でもあります。特に進学、受験を控えられた生徒さんにとっては年末・冬休みに向け、これまでの学習のまとめや、受験準備の重要な時期となってきます。
例年１０月中旬頃から、テレビＣＭや新聞の折り込みチラシ等で家庭教師や大手進学塾の冬季講習の広告が目立つようになってまいりますが、そらいろ・そらいろネクストにもこの時期、学習に悩みを抱えられている生徒さん（と、その保護者様）から見学のお問い合わせが多く寄せられます。
お問い合わせの多くは、障がいや発達の遅れなど、様々な要因による悩みによるものですが、時折、“学習塾や家庭教師の代わりとして検討している”という保護者様がお見えになることもあります。
そんな時、必ずお伝えしているのが “ 塾や家庭教師、学校との違い ” です。
《 塾や家庭教師、学校との違い 》
そらいろ・そらいろネクストでは様々な要因で学習や通学に困難さを抱えている生徒さんに対する学習支援に力を入れておりますが、それ以外にも集団での野外活動や体験学習、ソーシャルスキルトレーニング（ＳＳＴ）など、個々の適正や個性に応じた様々な支援を行っており、学習支援はそのなかの一つと考えております。
学習を困難にしている要因は様々で、学習障がい（ＬＤ）による直接的な要因より、むしろＡＤＨＤや広汎性発達障がい等による二次的要素に起因するケースのほうが多く、個別・集団活動を通した行動障がいの緩和やコミュニケーション能力の向上が学習意欲、通学・復学へのモチベーションへと繋がるものと考えております
《 ここですべきこと・ここでしかできないこと 》
朝起きたら顔を洗って歯を磨いて～等々の基本的な生活習慣や社会生活ルールを身に着けることは家庭の役目でしょうし、基礎的な知識や学習能力の習得は学校で行うべきことでしょう。また、家族との深い絆や愛情、同年代の子どもたちとの駆け引きや触れ合いは、それぞれ家庭や学校でしか得ることができない大切なものだと思います。もちろん、塾や家庭教師でしかできないこともたくさんあることでしょう。
私たちは、それらと同様に、私たちのような事業所ですべきこと・私たちのような事業所にしかできないことがあると信じています。
そらいろ・そらいろネクストでは、これからも そんな、“ ここですべきこと ・ ここでしかできないこと ” を大切にしていきたいと思っております。
